最近、全く練習無しでレースに出場しているkonken氏。調子が出てくるのは走り出してから30~40分たったころ。今回私はこのkonken氏とペアを組んで出場したため、調子が出た頃には交代というレースになった。
オートランド香川のモトクロスコースを色々変更したり、ダートトラックレース用のコースを追加したりしてのコース設定になっている。
ここはモトクロスコースの一番上の直線を逆走してきて2段目のコースにショートカットして入って行く部分。走っているとそでもないが、その場に立って見るとかなりきつい下り坂になる。下り坂の角度は35度くらいはある。
今回のレースは残念ながらフロントタイヤパンクという大変なトラブルが起ってしまい、レース中盤からはずっとフロントタイヤがパンクしたままのレースとなった。
そんなマシーンでなんとかゴールするkonken氏。
林の中を疾走するkonken氏。カメラマンのMさんの腕がなる。
今回一番の(?)難所。長い上り坂手前の深いマッディセクション。泥水たまりが有り、深さは20センチメートルくらい。
konken氏はここで一度転倒したらしい。交代の為ピットに帰ってきたkonken氏を見るとくっきりと左半身が土色に染まっていた。
konken氏とペアを組み、華麗なスタートを決める私。もちろんホールショットをもぎ取ったぜ!(^^;
そんな真実の裏には「XR250はセル付なのだ」などという事情があろうことはだれも知る由が無い。(え?みんな知っとるって?(^^;)
今回のレースは、前日まで3~4日雨が降り続いて、かなりなマッディ状態が予想されていたのだが実際にはそうでもなかった。局部的には水たまりもあったが、コース全体的には比較的走りやすい状態だったし、なにより土埃がたたないのが良い。
自分的には良いコース状態だったのだが、なんといってもフロントタイヤがパンクしたのが残念でならない。順位がどうのよりも、楽しく走れないからだ。
イン側の脚をズリズリ、腰は若干イン側に落ちて、まだまだロードバイク乗りが抜けて無い鳥二郎氏だが、この乗り方がK90の乗り方なのかも。
K90にとってはこの長い上り坂が一番苦労するのでは?と、思いきや、案外ラクチンに登れるらしい。
う~む。なんだかかっこいい…。(^^
K90でも長い直線が有ればかなりスピードは出るらしい。ただ、やはり250クラスのバイクとのスピード差は凄まじいものがあり、そんなバイクに抜かれる瞬間が恐怖なのだそうだ。
写真左端の鳥二郎氏を横目にのんびりスタートするmiya氏。また今回も二人の熱い戦いが始まった。 |
タイヤが太く小さなストマジ号には今回のようなズルズルした路面は最悪なのだ。上り坂では脚をコギコギ。
ここは極端なクイックなターンをするところ。右側に見える小高い山からおりてきてすぐさま左にターンするのだ。
こんなところでカメラ目線を決めるとはただものではないな!miya氏。
裏ストレートを疾走(?)するmiya氏。なんか子供が乗っているみたいでかわいい。
今回の鳥二郎氏VSmiya氏の戦いだが、良いスタートを切ったmiya氏が前半鳥二郎氏を引き離し1~2週の差を付けていたのだが、後半鳥二郎氏の驚くべきおいあげについに抜き返された。
抜かれた瞬間miya氏は「え?、まさか?」と思いながらも鳥二郎氏を追い上げたそうだが、ジリジリと離されていくばかりで、最終的には1週の差をつけられてしまった。
レースの最期にはゴール手前でチェッカーが振られるのを待つというのも原付きエンデューロの技なのだ。マシンの状態や刻一刻と変化するコース状況を読み取り、最後の1週をパスしてでも確実に完走を果たすのもテクニックの一つなのだ。