Garrr選手権四国大会’01 第1戦

十数年ぶりにモトクロッサーに乗ったという隊長こと川村氏。特に80ccのモトクロッサーはエンジンがピーキーな為に、慣れない人は乗りこなすのがかなり難しい。
少しまるっこい体型に自作ペイントのオンロードヘルメットがどことなくかわいい。
スタートでは緊張の為か少し出遅れたが、その昔モトクロスで鍛えた腕は未だ衰えることは無かったようだ。

スタートでは出遅れたものの、きつい上りのセクションでライバル達がスタックするのを横目に、持ち前のパワーでグイグイとマシンを押し上げる川村氏。
このセクションをいかにクリアするかが今回のレースのカギとなった。

ほとんどぶっつけ本番でレースに出場することになった麻生氏。この直線でいかに休むか(?)も、テクニックの一つだろう。身体を休めつつ、しかしスピードは緩めない。この直線の終わりは緩い左カーブになっているのだが、草むらに隠れて直前までコーナーのラインが見えない為、最後まではっきりとしたバンクは付かなかった。その微妙なラインにタイヤを乗せると早く曲がれるのだが、少しでも外すともたついてしまう。

周回チェック付近のシケインをクリアする麻生氏。シケインにはタイトなコーナーが連続して2つ有り、しかもその2箇所共に大きなサイコロ状のコンクリートの固まりが有るためにあまりインを攻め過ぎるとハンドルやレバーがその固まりにヒットしてしまう。
こういうセクションを見ていると上手いかどうかが良く解るのだ。

はずかし~いNEWマシン(K90)を駆るのは鳥二郎氏。今回のマシーンの出来は過去最高の仕上がりだ!そのためにマシーンのせいには出来ない。と、はっぱをかけたのだが今回も完走こそしたものの唯一のライバル「ストマジ号のmiya氏」に勝つことは出来なかった。

ごきげんなマシーンにかなり御満悦状態の鳥二郎氏。
このマシーンは、企画から製作まですべてに鳥二郎氏の手は一切加わっていない。全ては隊長こと川村氏と、私(アウトライン店長)によるものなのだ。
彼(鳥二郎氏)は与えられたマシーンに乗るだけ。言わば、ファクトリーライダーとなんら変わりの無い待遇なのだ!
ただ一つファクトリーライダーと大きな違いを言うとすれば、マシーンにかかった費用は全て鳥二郎氏持ちということぐらいだろうか。。(^^;
(無理矢理乗らされているといううわさも…)

オフロード走行が結構板に付いてきたmiya氏。
今回のレースでは休憩もそこそこに、かなり真面目に走ったようだ。
最近のレースではマシントラブルのためになかなか完走することが出来なかったのだが、レース度に改良してきた成果が出たのか、今回は見事に完走を果たした。

シケインをクリアするのび太くん..いや、miya氏。
最低地上高が低いためにシケインなどに出来る深いわだちが一番やっかいなのだそうだ。
人には解らない苦労をしてるのねん…。(^^;

長い直線後の左コーナーをクリアする店長松本。
さすがっ!ピタッとラインにのっかっているのが良く解る。しかし、それでも少し腰が引けている様に見えるのは??
ここは少しでもラインを外すとタイヤがズル~っと逃げるので緊張したのだ。

今回のレースで腹立たしいことが何度か有った。
それは、コース内を平然と歩くライダーがいたことだ。それも、長く急な斜面を下るコースに。下りコースには当然何本ものレール状のわだちが出来ている。そのため、ひとつ間違えば大転倒につながる。なのにそのコース内をガソリンのジョッキ片手に前も見ずに歩いて上がってきている者がいるのだ!私はその人にもう少しで正面衝突するところだった。結局私がラインを変えて難を逃れたのだが、一つ間違えば大変なことになっていただろう。途中で止まったマシーンにガソリンを入れに行っていたのだろう。コースには特別人が通る為の道は無い。だからこんな場合、コース内を歩かなければいけないのは仕方の無いことなのだが、走行中のマシーンの邪魔になるような行為はどちらにとっても大変危険なことなのだ。
いくら草レースだからといっても、あまりに酷いその行動に腹がたってならなかった。
あと、コースマーシャル(常にコース内を走行するマーシャル車両)も、もう少し出場選手に気を遣いながら走行してほしいものだ。前でラインをふさいだり、ライン上で止まって後ろを振り返ったり。。結構邪魔になっている。と言うより邪魔にしかなっていないような気がしてならない。

今回出場のマシン達

おなじみmiya氏のストマジ号。
前回のレースからとくべつ仕様変更は無い。
今回のレースではコンスタントに走り、周回数12周とまずまずの成績(?)を残した。
本人曰く「フロントのサスストロークがもう少し欲しいところ。」だそうだ。
今回のコースにもかなりきつい上り坂が設定されていたが、あの坂をこのマシーンでクリアするとは、感心させられるばかりだ。。

これはいつもの私のマシーン。CR80R-2だ。
今回、隊長とペアを組んで出場したのだが、スタートから40分程経過した時に隊長が大クラッシュ!写真では解りづらいがラジエターがグニャリと曲がってしまった。
残りの2時間近くは結局私一人ではしることになってしまった。
しかし、追い上げむなしく4位に終わる。。

久しぶりにレース参加の麻生氏。
練習は全く無しでの参加になってしまい、かなり緊張気味。それでもレースが始まってみればいつもよりなぜか乗れているではあ~りませんか。
なまじ練習しないほうが調子いいのか?

レーシングチームアウトライン恒例の恥かきマシーンは、今回はスズキK90。ライダーは今回ももちろん鳥二郎氏。このマシーンを人目を気にせず駆れるのは彼をおいて他にはいない。
見ていただければ解るだろうが、正真正銘のK90だ。タイヤとフェンダーを交換するだけで、ぱっと見はモトクロッサーと見間違う程の仕上がり具合に驚きません?(ませんか…(^^;)
しかしこれが本当のエンデューロレース(草レース)の真の姿ではないでしょうか?どんなマシンで走ろうが、楽しさは一緒だと思う。私は!
今年はこのマシーンで全戦出場し、入賞するのが目標なのだ。

レース後、愛車ストマジ号に愛情をそそぐmiya氏。
泥がゴテゴテについてしまった今回のような時には、お昼御飯の時に使用した割り箸が重宝するのだ!
こうして各部の泥を落としていると、案外それだけで点検にもなる。どこかのボルトが落ちていたりパーツが割れていたりしても早期にみつけられるのだ。

SPA直入走行会

‘03.04.19(土曜日)くもりのち雨

1ヵ月前から楽しみにしていたSPA直入走行会の時がいよいよやってきた。

天候だけはなんとか晴れてほしいと願っていたのだが、残念ながらドライ路面を走行できたのはほんの5~6周、あとはずっと小雨~ドシャブリの中での走行会となった。雨のサーキットはもちろん走ったことがなかったので、最初は雨で濡れたサーキットなんか走ってもなんにも面白く無いだろうと思っていたのだが…。

これが以外とグリップするのだ。それにタイヤもけっこう温まるようで1ヒート走行後のタイヤを見ていると濡れているタイヤがみるみる乾いくのが解るほどだ。けれど、さすがにタイヤが滑り出すような限界までは試す気にはならなかった。 こんなハイスピードコース(CRMにとっては十分なハイスピードコースなのだ)で転倒してしまったらお宝であるCRM-ARがぼろぼろになることは目に見えている。

スタート前の緊張の瞬間。

予選順に並んでいる。最前列、左から2番目予選2位のカリー氏。その右隣は予選3位の私。そして右端は予選4位の鳥二郎氏だ。

なんとかギリギリ鳥二郎氏には予選タイムで勝った。まだまだ若いもんにゃあまけられん。

浦の登りコース。

この辺がテクニカルで面白い。

最終コーナーを立ち上がる鳥二郎氏。
ストレートを全開で駆け抜ける鳥二郎氏&NSR250R。
高知県から参加のカリーさん。

練習走行時の転倒にもめげず予選2位の実力はすごい。

当初CRM250ARで参加予定だったnomisuke氏だったのだが、走行会直前のARのエンジンブローによってXR100Rでの参加を余儀無くされた。

しかし、これがなかなかあなどれないくらい早いのだ。

雨の中の走行の為、雨に濡れたパワーフィルターが吸気を悪くし、途中エンジン不調に陥ったり、走行中にパワーフィルターが脱落するなどのたのしい(?)アクシデントも有ったがそれでも十分楽しめたそうだ。しかし、次回こそはCRM-ARで参加するぞ!とのこと。

カワサキの名車GPz900Rを駆るshio氏。
直線は最近のレーサーレプリカに負けないくらい早かった。直線は…。

途中、けっこう大粒の雨が降ることもあったためレインスーツ姿で疾走するshio氏。

レインスーツを着ただけなのにあ~ら不思議?….ツーリング中にしか見えない。(^~;

ブルーの’02 R-1を駆るてつや氏。

昨年のSPAでのにがい経験が有るらしいのだが、がむばって果敢に攻めている。

CBR400RRを駆るのは女の子ライダー”ドラえ…”じゃなくて、”とくっち”。
(あ~、こんなこと書いたら怒られるかな~…。(^^;)

さ、さすがっ!
すきのないライン取り、ライディングフォーム、目線、バランス…どれをとっても…って、どっかでも同じようなこと書いたな~。

直線はちと辛いのよね~。

少しでも空気抵抗を減らす為にクラッチ側の手は逆手握りで身を縮めていたことには誰も気付いてくれなかった…。

直線は飛行機乗りすればあと0.3秒は縮まったかも。

う~ん。表彰台がよく似合うぜ!(中央=私)

このあとシャンパンシャワーの洗礼を受けてしまった。(^^;

阿讃サーキット走行会

待ちにまった”阿讃サーキット走行会”

今回は伊予三島市の”モーターテック・マツカワ”さん主催で開催されることをR-1氏から聞き付け急遽参加することになった。私にとっては初めてのロードサーキット走行とあって、モトクロスの地方選手権出場なみに緊張した。(^^;

久しぶりの緊張感で、新鮮な気持でのぞむことになった。

一番心配していた天候もなんとかもってくれて、1ヒート目は日ざしも熱いくらいの中で走れることになった。

今日、唯一一緒に参加することになったR-1氏。

1ヒート目出走直前になってチェーンオイルをまだ給油してなかったことに気付く。慌てて給油するわたし。なんで俺があ~。。。

25分のヒートを3回こなした後、最後にタイムアタック大会があった。練習走行のベストタイムの遅い順に出走する。

練習走行で1位のタイムをたたき出したR-1氏は最後の出走。私はというとなんとか3位のタイムだった。その差コンマ7秒くらい。たった0.7秒、されど0.7秒。この差は実は大きいのだ。(^^;

1コーナーへ果敢に突っ込むR-1氏。
1コーナーから鋭くリヤタイヤをすべらしながら立ち上がるR-1氏。
1コーナーを鋭く立ち上がるsugisanさん。

さすがに1200だけあって、直線ではグングンはなされる。

Garrr選手権四国大会’02 第4戦

9ヵ月ぶりにGarrrエンデューロに参戦することになった”R.Tアウトライン”。それでも相変わらずのいつものメンバーが出場することとなった。

R1氏は今までのマシーン(RMX)から心機一転、今回のレースからCRMを駆ることとなった。ニューマシーン(?)とはいっても2年近くほったらかしにされていた車両だったため完走できるかどうか少し心配はあったのだが…。

鳥二郎氏はと言えば、今回はいつもの愛車”K90”ではなく、私とペアを組んでの出場となった。その為マシーンはCR80-�なのだ。数年前に何回か乗ったことはあるとはいっても慣れた人でないと乗りこなすのが難しいといわれるミニモトクロッサーにやはり苦しめられることになった。

そして今回もただ一人、幻のストマジクラスに出場したmiya氏。レース会場に向かう車の中で「今日のコース設定はどうなんだろう? 長い登りが無かったらいいんだけどね~。」と、登り坂を押さないと上がらないストマジだけにコース設定を気にしていたのだが、会場に到着し、コース図をみるなり撃沈。ストマジにとっては気が遠くなるくらい長くきつい登り坂をこのあと18回も押し上げることになろうことを知る由も無かったのである。

メンバー全員練習も無しで、いきなり久々のレース出場となった今回のレースはとにかく不安材料が多々あった。しかし、なんとか全員無事に完走出来たことはただ単に運が良かっただけかもしれない。でも、運も実力の内っていうし、まあ、終わりよければ全てよし、結果オーライってわけで目出たし々。。。

9ヵ月のブランクが有るとは思えないほどいいペースで周回を重ねるR1氏。

ジャンプもバンバン跳び、コーナーもズリズリカウンターを決めていた..そうだ。

RMXから乗り換えてのインプレッションはというと、やはりCRMの方がバランスが取れているのか乗りやすかったそうだ。

シケインをクリアし、全開で立ち上がって行くR1氏。

前日には少し雨も降ったようで、午前中は特に走りやすかった。土ボコリもたたないし水たまりもほとんど無いし。

R1氏のハプニングはレース中盤で起った。コース奥のダートラコースの登り付近でコースど真ん中になんとコースマーシャルがバイクを置いていて、それにR1氏は突っ込んだのだ。幸い大怪我には至らずクラッチレバーホルダーが折れた程度で済んだが、一つ間違えば大変なことになっていただろう。
同じレースをしているライダーが転倒しているところに突っ込んだのならしょうがないのだが、マーシャルがコースのど真ん中に停めていたバイクに突っ込んだのだからたまらない!

今回、数年ぶりのモトクロッサーで出場することになった鳥二郎氏。オンロード用ヘルメットにゴーグルという怪しいスタイルはいつも通りだ。

アメリカン(?)と競い合う鳥二郎氏。

おもいっきりカメラ目線のmiya氏。走行ラインから視線をこんなにもそらしながらも見事にベストラインをトレースしている。…ただものではない。ストマジを乗りこなしている証拠だろう。

それとも静止状態?(^^;

シケインをクリアし、スムーズに立ち上がって行くmiya氏。

あ~! ストマジでそんなにジャンプしちゃあダメえ~!
普通のバイクではなんともないジャンプだが、ストマジではこれだけ浮いただけでガツンと底着きするのだ。

ストレートからシケインへのブレーキング状態の私。
ライン取り、バランス、目線、ニーグリップ、どれをとっても文句の付けようが無い完璧なライディングだ! 力も入ってない…ように見える。。

まだまだ若いもんにゃあ負けん!

Garrr選手権四国大会’01 第5戦

いつもお馴染みの恥っかきマシーン”K90”を駆る鳥二郎氏。このコーナーの立ち上がり部分の路面は全面コンクリートになっている為とてもスリッピーになっている。そのためこのようなライテク(?)でクリアしているらしいが…。(^^;
これは、もしかして、、そう!昔なつかしの”マモラ乗り”ではないか!?

今回、コースコンディションはライダーにとって最高の状態でとても楽しかった。参加台数も前回の2倍近くいたので走っていてもだれかしら前後にいて”独りぼっち”状態がほとんど無かった。鳥二郎氏がエントリーしたB-1クラスにも22台のエントリーが有った。しかし鳥二郎氏にはそのクラスの枠を越えた”miya氏”との勝負の方が重要なのだ。それは正に”原付き恥っかきクラス”とも言える彼らだけの架空のクラスなのだ。今回、見事原付き恥っかきクラスでの栄冠に輝いたのは鳥二郎氏だった。

恥っかきクラス第2位のmiya氏。

しかし、miya氏曰く「鳥二郎氏とのレースには負けたが勝負には勝った!」とか…。まったく訳が解らない?(^^;

二人とも負けん気だけはあるのよね~(^^;;

スリッピーなコーナーをクリアするmiya氏。

なんとなくキマッている! が、どうみてもやっぱりのび太君だ。(^^)
今回気が付いた人は少ないかもしれないがストマジ号の顔に(目の下の部分)は舌がついていた。アッカンベーしている。。。

山梨県から帰ってきて初めてのレースになったクラッシャー妻鳥氏。レース結果は今一つだったが、その分日頃のストレスを発散させるかのような派手なライディングでレースを存分に楽しんでいた。

「スタートであまり前に出過ぎるとその後必ず大クラッシュするんすよ~」と言っていたクラッシャー妻鳥氏。確かに前回のレースでは珍しく2位スタートを決め、その後クラッシュしておまけに後続車に踏まれたそうな。(^^;

後半になるとそこそこのペースで走っていたのだがあのペースを最初から出せればいいのだが。。

今回もB-1クラスに出場した私。今回は四国外からのエントリーが多かったようで80ccモトクロッサーだけでも20台のエントリーがあった。いつも2~3台しかいないクラスなので今回はとても楽しかった。結果はもちろんぶっちぎり(?)の優勝!(^^)v

最近、レース中盤くらいからお尻の皮がむけて赤く腫れ上がりとても辛いレースを強いられていたのだが、その原因がモトクロス専用のスパッツに有るのではないかという疑いがあり、今回はじめて普通のパンツでレースに挑んだところ、見事に解消されたのだ。お尻を保護する為のスパッツの当て物が原因だったとは…。

Garrr選手権四国大会’01 第4戦

最近、全く練習無しでレースに出場しているkonken氏。調子が出てくるのは走り出してから30~40分たったころ。今回私はこのkonken氏とペアを組んで出場したため、調子が出た頃には交代というレースになった。

オートランド香川のモトクロスコースを色々変更したり、ダートトラックレース用のコースを追加したりしてのコース設定になっている。

ここはモトクロスコースの一番上の直線を逆走してきて2段目のコースにショートカットして入って行く部分。走っているとそでもないが、その場に立って見るとかなりきつい下り坂になる。下り坂の角度は35度くらいはある。

今回のレースは残念ながらフロントタイヤパンクという大変なトラブルが起ってしまい、レース中盤からはずっとフロントタイヤがパンクしたままのレースとなった。

そんなマシーンでなんとかゴールするkonken氏。

林の中を疾走するkonken氏。カメラマンのMさんの腕がなる。

今回一番の(?)難所。長い上り坂手前の深いマッディセクション。泥水たまりが有り、深さは20センチメートルくらい。

konken氏はここで一度転倒したらしい。交代の為ピットに帰ってきたkonken氏を見るとくっきりと左半身が土色に染まっていた。

konken氏とペアを組み、華麗なスタートを決める私。もちろんホールショットをもぎ取ったぜ!(^^;

そんな真実の裏には「XR250はセル付なのだ」などという事情があろうことはだれも知る由が無い。(え?みんな知っとるって?(^^;)

今回のレースは、前日まで3~4日雨が降り続いて、かなりなマッディ状態が予想されていたのだが実際にはそうでもなかった。局部的には水たまりもあったが、コース全体的には比較的走りやすい状態だったし、なにより土埃がたたないのが良い。

自分的には良いコース状態だったのだが、なんといってもフロントタイヤがパンクしたのが残念でならない。順位がどうのよりも、楽しく走れないからだ。

決まった!…
鳥二郎氏の恥ずかしい連続写真。
目にも止まらぬ早さでマシンを起こし走り去って行った。

イン側の脚をズリズリ、腰は若干イン側に落ちて、まだまだロードバイク乗りが抜けて無い鳥二郎氏だが、この乗り方がK90の乗り方なのかも。

K90にとってはこの長い上り坂が一番苦労するのでは?と、思いきや、案外ラクチンに登れるらしい。

う~む。なんだかかっこいい…。(^^

K90でも長い直線が有ればかなりスピードは出るらしい。ただ、やはり250クラスのバイクとのスピード差は凄まじいものがあり、そんなバイクに抜かれる瞬間が恐怖なのだそうだ。

写真左端の鳥二郎氏を横目にのんびりスタートするmiya氏。また今回も二人の熱い戦いが始まった。

タイヤが太く小さなストマジ号には今回のようなズルズルした路面は最悪なのだ。上り坂では脚をコギコギ。

ここは極端なクイックなターンをするところ。右側に見える小高い山からおりてきてすぐさま左にターンするのだ。

こんなところでカメラ目線を決めるとはただものではないな!miya氏。

裏ストレートを疾走(?)するmiya氏。なんか子供が乗っているみたいでかわいい。

今回の鳥二郎氏VSmiya氏の戦いだが、良いスタートを切ったmiya氏が前半鳥二郎氏を引き離し1~2週の差を付けていたのだが、後半鳥二郎氏の驚くべきおいあげについに抜き返された。

抜かれた瞬間miya氏は「え?、まさか?」と思いながらも鳥二郎氏を追い上げたそうだが、ジリジリと離されていくばかりで、最終的には1週の差をつけられてしまった。

レースの最期にはゴール手前でチェッカーが振られるのを待つというのも原付きエンデューロの技なのだ。マシンの状態や刻一刻と変化するコース状況を読み取り、最後の1週をパスしてでも確実に完走を果たすのもテクニックの一つなのだ。

Garrr選手権四国大会’01 第3戦

梅雨まっただ中の6月24日(日曜日)気温も湿度もかなり高くムシムシする中ガルルカップ第3戦は開催された。今回エントリーしたのはA-2クラスに近藤氏、B-1クラスに妻鳥氏、miya氏、そして店長こと松本の4人。それから青森県から特別(?)出場の神様(神氏)だ。私の親戚になる人なのだが、今丁度旅の途中で四国に来ているのだ。神氏は昔、高校生の頃にモトクロスをしていて、近くのショップのクラブにもはいっていたそうで、驚くことにそのクラブ員の中に今現在ワークスライダーの”成田あきら”と”高木たかまさ”が所属していたそうだ。彼らはその頃まだちびっ子ライダーだったそうだが、ミニモトで走る彼らの走りに付いて行けず自分の限界を感じたらしい。

妻鳥氏とmiya氏は相変わらずおちゃらけたバイクでの出場だ。とはいっても妻鳥氏の駆るK-90はなかなかのポテンシャルを持っておりあなどれない。miya氏は本来ならばこの3戦からNEWマシンを投入する予定だったのだが開発が思いのほか遅れ、残念ながら今回は前回同様ストリートマジック号での出場となった。それでもストリートマジック号は数回のレース出場車両で、かなりの実績(?)があり信頼のおけるマシンなのだ。近藤氏はというといつものようにXR250Rでの出場だ。近藤氏は仕事が忙しいらしく、マシンの整備はほとんどする機会が無いままいつも出場している。今回もレース前日の土曜日にガソリンを入れただけで、端から見ていてこっちが不安になる程だが、あえて私も特別不具合が無いかぎり手は出さないようにしている。それがレースで戦う者の掟とも言えよう。レースとは孤独なもの、レースとは戦いなのだ。一度コースに出ようものなら自分以外は全て敵なのだ!(??)

レース前日まで恐いくらいに雨が降り続きコースコンディションは最悪なものと誰もが予想していた。いくら水はけが良いオートランド香川とはいっても今回限りは例外だろう。そして当日も雨になるだろうと予想していたのだが…。 前日の天気予報では日曜日は晴れの予報が出ていた。早朝から深夜まで10%ほどの予想だ。そして、当日…。天気予報どおり雨はあがっていた。とはいってもいつ降り出さないとも限らない曇り空。しかしすでに皆天気の事は諦めていた。こうなれば逆に晴れないことを祈ろう。へたに晴れると気温が上昇、湿度が高い上に気温まで上がるとレースをする者にとっては最悪の事態となるからだ。

オートランド香川に到着。今回はどうやら出場人数が少ないようでパドックも空いている。車検を済ませ受付も済ませる。そしてコースに目をやると以外とコースコンディションは悪く無い。水たまりもさほど無く、逆に、雨で急な斜面の土が流れた危険な場所は今回コースには使用されていないからだ。しかし、開会式中のコース説明ではかなり危険な場所があるとの説明が有ったので安心できないだろう。開会式が終わると早速Bクラスのレースが始まる。

一瞬モトクロッサーに見えてしまう妻鳥氏が駆るK90。妻鳥氏もこのマシンに慣れてきたらしく、最初に比べてスピードはかなりアップしている。同じクラスで出場しているXR100Rとなら正々堂々とバトれるくらいだ。(正々堂々とは、”卑劣な手を使わないで”というふうにも取れる)

ステップもレースに出る度に毎回轍に盗まれるらしい。今回のレースでも気が付くとステップラバーが抜け落ちていて次の周回に偶然見つけて装着しなおしたが、レースが終わってみればやはりまた無くなっていた。

今一番欲しいパーツはK90用のアップマフラーと、可倒式ステップだとのことだが、なかなか手に入れることが出来ないでいる。つい先日、アップマフラー仕様のK90(ほとんどスクラップ状態)を発見したらしいのだが人足違いでスクラップになっていたらしく後になってかなり悔しがっていた。

そんな妻鳥氏は今回大健闘!周回数25週で10位の成績を納めた。

今回ニューマシンでの出場が期待されていたmiya氏。しかし、ニューマシンの開発が遅れた為そのマシンの全容はまだベールに包まれたままだ。それで今回、急きょかり出されたマシンはお馴染みのストリートマジック号。

この太めのタイヤが今日のようなコンディションのコースには少し不向きなのだ。ぬめった路面を走行中、自分の意志と反してタイヤが急に瞬間移動するらしい。その恐怖と戦いながらの2時間半を完走するだけでもたいしたもんだ。

そんなmiya氏は周回数23周をまわり12位の成績を納めた。

妻鳥氏とmiya氏の二人のバトルを捕らえた貴重なショット!端から見るとほのぼのとしたレースのワンショットに見えるかも知れないが当人同士はライバル心むき出しでかなり熾烈な争いを繰り広げているらしい。

私はというと、今回ダントツトップを快走しながらも最後の最後にガス欠という事態に見舞われ残念ながらリタイヤ扱いとなってしまった。いつものようにいつもの時間にいつものように給油したのだが、なぜか最後の半周を残したところでのガス欠。大変残念でならなかったが、仕方のないことだ。

しかし、あとほんの50ccガソリンが残っていてくれたら最後まで走り切ることが出来たのに…。周回数は40週。トップの選手と同一周回でのリタイヤは辛い。(ガス欠になることなく走り切っていたなら41週の周回なのだ。)

これが仇となった。気温はどんどん上昇。湿度は高いし、最悪の状態。それでも近藤氏はひたすら走りつづけた。深い轍のコーナーをそつ無くクリアする近藤氏。

近藤氏は結局、周回数34周を回りクラス14位のまずまずの成績を残した。
レースがおわりパドックに帰ってくるなり近藤氏は地面に座り込んだ。暑さで日射病寸前という状態だ。完全に脱水症状を起こしている。

十数年ぶりにモトクロスを楽しんだという神氏。今回、体験走行をしただけだったがその走りは十数年のブランクが有るとは思えない程の走りだった。

中学、高校と、毎日のように家の回りのりんご畑で走り回った腕はやはりたいしたもんだ。

Garrr選手権四国大会’01 第2戦

4月15日(日曜日)晴天に恵まれた大会となった。
このところの晴天続きで、コースは案の定水たまり一つ無い極度に乾いた状態だった。乾き過ぎていた為土ぼこりに悩まされたレースとなった

自分のペースをうまく守り、着々と周回を重ねていくK.K選手。
ここは写真では平らに見えるが、実は急な坂道を登り切った後の左コーナーなのだ。コーナーには比較的深いわだちが出来、スピードを殺されてしまう。

すりばちコーナーを果敢に攻めるS.A選手。もう少し練習すれば表彰台も夢じゃ無いはずなのだが…。

みなさまお待たせしました。RTアウトラインの笑い者、S.M選手。
そんなS.M選手にも、毎回楽しみにしてくれている”ファン”がいたのだ!
ファンの為にも頑張れS.M選手!負けるなS.M選手!いつか、いつの日か、表彰台をゲットするのだ!!

(K90で?)

S.M選手の永遠のライバル、miya選手。
今回ライバルのS.M選手に2周差をつけられ負けてしまい、本気で悔しがっていた。
かなりお金のかかったストマジ号で出場のmiya氏とは対照的に、常にスクラップベースで出場しているS.M選手に負けたのがよほどくやしかったのだろう。
しかしこのまま引き下がるmiya氏では無かった。miya氏は既に次回の第3戦(6月24日)に向けてnewマシンを製作中!既に二人の戦いは始まっている….。

前回のレースで相棒を亡くし、いや、、、もとい、相棒の怪我が完治していない為、またまた一人で走ることになった店長こと私。この季節、花粉症で苦しんでいるのだが、いざレースが始まれば土煙なんざあなんのその!なんとかトロフィーをゲットしました。なにより嬉しかったのは副賞のニーシンガード。今まで使っていたのがかなりくたびれてきていた為、そろそろ買い替えようか?と思っていたところだったもので…。真面目に走ってよかったあ~!(^^)